ぶらり終点下車の旅・今回は阿佐ヶ谷に来ております。
(注・とりあえずこれと思ったバスに乗って終点まで行き、そこいらへんをうろうろするひとりあそび)
阿佐ヶ谷は何度か来たことがあるが、いつ来ても活気に溢れた街だと思う。なんというか、「商店街経営においての成功例のモデルケース」みたいな感じ。もちろんこれは私の勝手な印象であって、正しくそうであるかどうかはわからないわけだが。
でも中央線沿線の商店街はどこも元気そうで独自色があるから好きだー。
とりあえず遅い昼食を取ろうと思って商店街をぶらつく。二件ほど気になる店を見つけたものの、いまいち決め手に欠けていたので、どーしたもんかと歩いていたら見つけたのがこの店。
言うほどパンダ好きではないし、やつらの可愛らしさは八割以上目の周りの黒隈が黒目がちの目に見えるからであって、あの黒隈がなきゃそう可愛らしくもない、つーかむしろ怖いだろと口で言いつつそこそこにパンダを愛でている私としては一度チェック入れてみないとな! とすぐに昼食処決定。ランチタイムが16時までと長いのも、普段から決まった時間に昼食を取れないのがデフォな私には嬉しいやね!
店内はちんまりとした感じで、ディスプレイの至るところにパンダがいる。書棚にはパンダに関する本が並び、カーテンもパンダ。伝票にもパンダ。私が座った席のとこには、ぬいぐるみの「お父さんパンダ」がいた。(写真にちょいと見切れているパンダのぬいぐるみがそれ)
で、出てくる食べ物の中にもパンダなものがあるようだ。せっかくだから今回はオーダーを全てパンダものにしてみた。
で、この日の昼食はパンダオムライス。至ってシンプルなケチャップライスのオムライスにホワイトソースをのっけて、その上にケチャップで目鼻を描いたもの。
ケチャップライスの中に入ったエリンギの歯ごたえが面白い。味はかなりケチャップの自己主張が激しい感じなので、味としては食べ始めの時に、上にかかっているケチャップとホワイトソースを混ぜてしまうか、ホワイトソースを全体に広げてしまうかしたほうが味がまろやかになってちょうどいい感じになるんだが、そうするとせっかくのパンダがぐちゃぐちゃになってしまうという罠。そんなジレンマと戦いつつ、私は結局そのまま食べ進めた。うん、やっぱりそのままだとケチャップが濃ゆくてちと胸焼けが。
そんなこんなで完食。完食したら皿の模様のパンダが出てきたよ! ということを期待してたがそんなことはなくちとがっかり。続けて出てきたパンダココアを頂く。
パンダラテ、というのもあって本来ならそっちを頼んだ方がお店の売り的には正しかったのだろうが、今日の気分は紅茶>ココア>コーヒーだったので、そして紅茶ではどうやらパンダの顔はついてこないっぽいので、今日のところはココアを選択。世の中のカフェ経営者でラテアート?(確かそんな呼び方だったと思う)をやっているお店の人は、是非とも紅茶ラテでのラテアートも実施して頂きたいものです。
……か、かわいいじゃねえか、おい。
多分ココアの上にフォームミルクをのっけて、その上に型紙的なものをのっけて、ココアの粉を振っただけのお手軽ラテアートなんだろうと思うんだが、それにしてもこいつはかわいい。デザインの勝利だと思う。
ココアとしては結構本格思考のココアらしく、そのままだとそれなりに苦味のある味。別添の砂糖(なんか普通の砂糖とは違った)を2~3個入れて甘さ控えめのココアになる感じ。初手から甘いココアに辟易してた身にはちょうどいい。
混ぜることによってパンダの顔がなくなってしまうのもお約束だが、あえて混ぜずにどこまでパンダの顔を崩さず飲めるか、というのを競っても面白いかもしれない(食べ物で遊んではいけない)
お値段としては平均~ちょい高ぐらいに位置するだろうか。
でもここはちょいとした「きゃー可愛い!」や「へぇー面白い!」を楽しむべきエンターテイメントカフェだと思うので、まあそれぐらいが妥当なセンだと思うわけで。
こういう店を知ってるか知らないかで、気の置けない友人とのお茶の楽しみがかなり違ってくるんじゃないかな、と。
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