えらいこと間があいてしまったが、まぁその、なんというか。
何事もなかったかのように記事を綴り出してしまおうと思う。
長い長い間のあいているあいだに、引っ越しをして一人暮らしをはじめた。
というか職場すら変わった。かなり大幅な変化が訪れた。
はじめての一人暮らしにあわあわする日々は過ぎ、ある程度生活に余裕も出てきた。
意外に自分は自炊をするほうだったようで、節約生活の敵と言える外食からは多少足が遠のき気味だった昨今。
意外にお金使ってないみたいだし、何より最近の私は小人閑居して不善を為す、を地でいく生活だったからちょっとは忙しくなろうじゃないかと思い、外食をすることにした。
そしてまたこのブログに記事を綴ってみようかと、そういう訳である。結局状況説明しちゃった。
そんなわけで「よし外食だ」と意気込んだはいいものの、実は既に二件の店にフラれていた私は多少やさぐれていた。
気になっていた店はそこそこあったものの、一件目はそもそも夜営業をやってない。二件目は日曜定休だったらしくお休み。もう最初っから自炊してた方が早いんじゃね!? と、せっかく生まれかけていた「外食欲」がしぼみかけたそんな時だった、この店を見つけたのは。
外食しよう、と思っていたものの、実は想定予算が千円以内という低め設定だった。
が、「ランチかよ!?」的なお値段のメニューがあるお店で、しかも本好きの私が気になってしまう「Book Cafe」とつくお店。こりゃあ入ってみるっきゃない、と入店。
店内は落ち着いた雰囲気で、御飯を食べるというよりかはお酒を飲んだりコーヒーを飲んだりするようなカフェ的な場所。御飯を食べにきた私すっげー場違い!
でも怯まずに、オムライス850円を注文。ケーキの類いも頼みたかったけど予算オーバーなので我慢。
夕食にしては少々ボリュームが足りないが、ふわふわ卵とケチャップライス(中に入ったベーコンとコーンのアクセントがすごくいい)、そして上にかかったケチャップの酸味がすごくいいバランスで美味しい。
惜しむらくはもーちょっとあっつあつで出てくればなー、とか思いながら、本を読みつつ(←行儀が悪いのでお子様は真似をしないでください)完食。
オムライスってケチャップの量がちょっとでも多いと胸焼けを起こす質なのだが、まったく胸焼けが起こらないベストバランス!
なんていうか、つきあいたての彼女の家に行ってこれが出て来たらちょっと感激する感じの味。
洋食屋の、というものではないけれど、オムライスとしてのワクワク感としあわせ感は充分に備えている、いいオムライスだった。
お店を出て、とぼとぼと家路についた私が一点気になったのは、
「そこまで本がいっぱい置いてあったわけでもないのに、なんでBookCafeだったんだろう」
ということ。……雑誌とかけっこう置いてあったし、ディスプレイ的に何冊か置いてあったみたいだから、ブックカフェと名乗って間違いではないとは思うけれど。